2016年5月19日木曜日

小野川徹 元東北大が論文盗用、厳重注意、投稿・執筆禁止!

小野川徹Tohru Onogawa経歴、消化器外科学)元東北大病院助教が論文を盗用し、口頭で厳重注意された経歴によると1996年筑波大学医学専門学群卒業。遅れなしなら、現在約45歳、処分時約38歳。小野川徹2015年7月1日に福島県石川郡平田村のひらた中央病院に外科医として赴任し現在も勤務。発行元の医学図書出版は盗用後、小野川徹を無期限の投稿及び執筆禁止処分にした[1]。

複写許諾停止公告写し)、盗用と投稿・執筆禁止の公告写し1写し2)、盗用論文。
小野川徹、他 「肝内結石症における肝内胆管癌の特徴と治療成績」 胆と膵 Vol.28 No.7 p.533~p.537

複写許諾停止公表日 2008年8月15日
盗用発覚日 2008年7月
処分 口頭の厳重注意、投稿及び執筆禁止(無期限)
不正発覚の経緯 出版社に自己申告後、出版社が大学へ告発。
盗用の態様 序文、全6章のうち1~4章が他の文献からの引き写し[1]。
不正の原因、動機 不明

大部分が盗用。しかし、口頭の厳重注意で済んだのは軽すぎる。しかも大学として公表しなかった[1]。処分が軽い理由は小野川徹が若くこれからがある事[1]。吉田隆幸 医学系研究科事務長(当時)も「軽い処分とは思わない。」と言及[1]。

盗用で解雇される事もあるのに、幹部がこのような認識ではまずいと思う。他の処分例と比較すると、自己申告を考慮しても最低停職数ヶ月が相場。また、発覚時はすでに文科省ガイドラインが施行されており、調査を行って盗用認定後に氏名等を含め結果を公表しなければならない。東北大学病院はガイドライ ンに反した。これも不適切である。まるで不正を隠蔽するような対応だ。

東北大学というと井上明久元総長の不正に対する対応が非常にまずく、批判が強かった。改善を期待したい。

また、盗用論文は削除が確認できないが、まさか現在でも削除されていないのか関連)。盗用論文は必ず削除、撤回しなければならない。改善を期待する。

小野川徹2013年頃に東北大学講師に昇進した。盗用したのによく昇進できた。通常なら昇進は絶望。口頭の厳重注意で済んだ影響か。

参考
[1]朝日新聞 2008年11月3日 (写し

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。